学会員のみなさまへ
一般社団法人日本臨床検査自動化学会
理事長 康 東天
日本臨床検査自動化学会は1961年発足の前身の「オートアナライザー研究会」から数えて58年、学会としては50年の歴史を重ねてきました。その名の通り、歴史的に検体系の臨床検査の効率化、検査機器の高速化高精度化にフォーカスを当てた学会として発展し、臨床検査の進歩に貢献してまいりました。しかし近年の本学会の活動は臨床検査の発展と進化に歩調を合わせ、機器の自動化に軸足を保ちながらも、検体系の自動化だけにフォーカスしたものではなくなり、学会名と学会活動の実態が乖離しているとの意見を受けるようにもなっています。
現在の本学会は医学(検査測定技術、精度管理、診断学)、工学(検査機器開発)、化学・薬学(検査診断薬開発)、情報学(病院情報システム、医療ビッグデータ、AI)など多職種が連携し、臨床検査全体の発展に多面的に寄与する学会となっています。また、このような本学会の特質から産学連携は重要な柱であり、国際化への貢献も今後ますます期待されています。
そのような状況に鑑み、2019年2月3日の理事会において、学会名改称の方針が承認され、名誉会員、功労会員、評議員に意見を募った結果、賛成23通、反対2通のご意がありました。
それぞれのご意見、ご提案などを3月17日の臨時理事会で審議した結果、以下の通りとなりましたのでここにお伝えいたします。
【新名称】
学会名:一般社団法人日本医療検査科学会
英語表記:Japan Association of Clinical Laboratory Science
略称:CLSJ
改称時期:2020年1月1日予定
6月の定時社員総会で社員(評議員)の承認を経たのち、正式決定となります。
取り急ぎの報告となりますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。