<年頭のご挨拶>
新年、あけましておめでとうございます。
旧年中も学会員ならびに関連の皆様より、学会の発展にむけ多大なるご協力を賜りまして改めて感謝を申し上げます。
本学会は創設から50 年にわたる歴史があります。さらに、2020 年1 月6 日に名称変更登記が完了し、日本医療検査科学会(The Japan Association for Clinical Laboratory Science:JCLS) となりました。この間、新型コロナウィルス感染症(COVID-19) が社会に大きな影響を与え続けました。さまざまな社会の変化、課題があるなかで、そこから学び、本学会がますます発展する飛躍の一年であることを願ってやみません。
本学会はこれまで、メディカルテクノロジー、産学連携の観点からも本邦の医学・医療の両面の発展に大きく貢献してまいりました。この間、本邦の検査室の自動化、迅速化は目を見張るものがあり、世界の医療の発展にも寄与できていると思います。本学会もこれまでの日本臨床検査自動化学会の名称が示すように、この分野の発展に貢献し、成果を上げ続けています。
これもひとえに本分野に携わってこられた多くの皆様のお力の賜物であり、改めて敬意とともに心よりの感謝を申し上げます。
コロナ禍での様々な制約があるものの、可能な範囲で学会活動を活発に行なっています。昨年4 月18 日に沖縄で前田士郎例会長のもと、第35 回春季セミナーが開催されました。さらに、10 月8 日-10 日にパシフィコ横浜にて柳原克紀大会長のもと、日本医療検査科学会第53 回大会が厳重な感染対策のもと、現地で開催されました。JACLaS EXPO 2021(日本臨床検査機器・試薬・システム振興協会主催)も開催されました。春季セミナーと合わせて、英知を結集し、準備を進めて頂き、有意義な会を開催できました。本学会、JACLaS、ご支援を頂いた関係の皆様に改めて御礼を申し上げます。
2022 年も4 月17 日に佐賀にて末岡榮三朗例会長のもと、第36 回春季セミナーが開催されます。また、10 月7 日- 9 日に神戸国際会議場にて日高洋大会長のもと、第54 回大会が現地で開催されます。万全な感染対策を盛り込み、活発な議論の場、学術発表の貴重な機会、そして産学連携の発展の場として、学会運営を進めていきます。皆様のご理解とご支援を引き続きまして何卒よろしくお願い申し上げます。
本学会も次の50 年にむけて、一層の発展を願い一致協力して邁進したいと思います。本年も皆様の益々のご活躍と本学会の発展を祈念し、新年のご挨拶と致します。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
理事長 和田 隆志