一般社団法人 日本医療検査科学会
理事長 髙橋 聡
新しい年、2025年の幕開けにあたり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。昨年も多くの会員の皆様に支えられ、日本医療検査科学会は臨床検査領域に貢献することができました。心より感謝申し上げます。
いまだにコロナ禍の影響が残る中、医療現場では日々変化する状況に対応しながら、精度の高い臨床検査に関わる医療の提供を続けています。会員の皆様の献身的な努力と、日本医療検査科学会へのご理解・ご協力に深く感謝いたします。
私たちの使命は、コロナ禍という逆境の中でも未来への希望を失わず、安心して医療を受けられる環境を守り続けることです。2025年は、これまでの経験を活かし、より強固な臨床検査の医療体制を構築していくことを目指します。
さて、本年4月20日(日)には、弘前大学医学部附属病院の石山雅大例会長のもと、第39回春季セミナーが弘前市にて開催されます。テーマは、「絶え間ないメディカルイノベーション」とし、新規検査の開発などに関する臨床検査の王道をいく興味深い企画を準備していただいています。そして、10月3日(金)〜5日(日)には、日本大学の中山智祥大会長のもと、第57回大会が横浜で開催されます。テーマは、「変革の好機に挑戦しよう!」”Challenge the chance for change !” です。日本医療検査科学会もさまざまな挑戦を実行しておりますし、臨床検査分野でも変革が進んできていると考えます。このような近年の医療トレンドをしっかりと捉えた企画が準備されています。
我々は、医療の進化とともに、明るい未来を創造する力を育み、皆様の笑顔を増やす学術団体でありたいと願っております。どうぞ本年もご支援賜りますようお願い申し上げます。皆様にとりまして、健康で希望あふれる一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。