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POC技術委員会の活動方針

平成27年4月1日

POC推進委員会では以下のごとき方針で活動していく予定です。意見がありましたらお寄せ下さい。

目的

会員に対して,講演会・セミナー,出版物等を通して,POCTの有用性,問題点を理解する機会を提供し,POCTの上手な活用,質の向上に資する。
POCTの管理運営が臨床検査室(臨床検査技師,臨床検査医)の業務であることを認識し,積極的な取り組みを促す。

活動方針

1.現状把握

  • 科学技術委員とPOC推進員会委員施設(医療施設のみ)。
    平成15年4月実施
  • メーカー
    ガイドラインがある程度できた段階で行う。

2.定義の策定

  • 幅広い内容とする。
    検体検査,生体検査,モニター類,OTCなど

3.指針(ガイドライン)の作成

  • 初版は医療施設におけるPOCTを想定して作成する。
  • 初版は基本的なことを盛り込み,約3年で作成する

4.学会時の講演,セミナー,シンポジウム,一般演題等

  • 臨床医,看護師,臨床工学技士,(一般の方)等の意見も聞く。

5.臨床検査技師の啓発,専門技師の育成

  • いわゆるPOCTコーディネータの育成を目ざす。
  • ガイドライン作成と並行させる(作成後では遅すぎる)。
  • 臨床衛生検査技師会との協力が不可欠。

POCT(Point of Care Testing)の定義(案)

「POCTとは,検査の必要性が生じたそのとき,被検者がいるその場で,あるいは傍らで行う検査であり,速やかに検査結果が得られ,被検者自身に検査が見えるという利点を活かして,迅速かつ適切な診療,介護,健康管理など医療・福祉の質およびQOL(Quality of life)の向上に資するための検査である。」委員会では幅広い定義とするとの基本方針です。検査項目(検体検査に限らない),場所,測定者は問わず,利点とそれを活かしたアウトカム指向の定義としました。将来,臨床検査の体系が変わっても通じるような内容を考えました。