本学会は半世紀の間、臨床検査の効率化や検査機器の高速かつ高精度化など、検査機器の自動化を機軸に、医学、薬学、装置・システム工学に加えて、病院情報システム、医療ビックデータ、AIなどの情報工学に及ぶ多職種者が連携し、臨床検査全体の発展に寄与する学会へと発展してまいりました。一方で、近年、日本の臨床検査の学問と業界の発展のためには、諸外国との連携が必要であるとの認識が一層強くなってきております。このような状況を鑑み、日本の臨床検査の国際化推進に貢献すべく、本学会内に国際基金を設立し、アジアを中心とした国々と学術および産業の両面から活発な交流を進めてまいりたいと考えております。